「たたかふ、ちうねんろっかぁ」は編集長の音楽活動に関するコーナーです。
現在、編集長が参加しているバンド「LOOSE CONNECTION」の紹介や最新ライブ情報をお知らせいたします。
「Ballad Of Mott The Hoople」の歌詞に、「Rock'n' Roll's a losers game/ロックンロールは敗者のゲームだ」という一節があります。
私はつねづね、この“loser”という単語に、“敗者”という訳を当てるのは適当でないと思っております。“loser”には文字通り、“何かが欠けている人”、“喪失感のある人”という訳を当てるべきではないでしょうか?
「ロックンロールは喪失感のある人が(それを埋めるために)やっているゲームだ」
ロックンロールに限らず、音楽…、いや音楽に限らず芸術とは、losers gameなのではないでしょうか?欠けているものを補うため、喪失感を埋めるために、何かを表現しようとする。私は、芸術活動とは、そのようなものだと考えております。
私も例外ではありません。
私も“loser”、…私には何か欠けている、何かを喪失している気がするから、ずっとロックを続けている。“大人”になれない“大人”。いや、“大人”になればなるほど、喪失するものは増えて行くのではないでしょうか?
好きな異性と結ばれるため…、収入を得るため…、社会的に認められるため…、大切な家族を守るため…、我々は、人生という長い旅を続けるうちに、それまで大切にしてきた、プライドや価値観を否定せざるを得ない場面に遭遇するようになります。そんな場面でひとつずつ何かを喪失するたびに、私の中から何かを表現しようとする欲求が沸き上がってくるのです。
40代…、一般的に“中年”または“実年”と呼ばれる年代は、人生の中でもっとも喪失感の多い時期かもしれません。我々は、なにげない日常の中で、これらと戦い続けているのです。
中年ロッカーは今日も戦う…。
CONTENTS
LOOSE CONNECTIONの誕生秘話です。
2003年の記録です。
2004年の記録です。
2005年の記録です。
2006年の記録です。
2007年の記録です。
2008年の記録です。